夢ソムリエ

引き寄せの法則を使った夢の叶え方、日々思ったことなどを書いています。

さくらももこさんの『ぜんぶ』の意味とコジコジの遺産

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『夢の叶え方研究家』の夢ソムリエです。

 

 

「ちびまるこちゃん」で有名なさくらももこさんですが、ちびまるこちゃん以外にも大切なものを遺してくださいました。

 

 

私の好きな「コジコジ」の漫画とさくらさんの作詞された「ぜんぶ」について紹介するとともに、どうして大切な遺産なのか、について個人的に感じていることを書いていこうと思います。

 

 

これからの世の中を生きていくうえでもとても参考になります

 

 


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さくらももこさんの「コジコジ」と「ぜんぶ」

 

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私のように、「ちびまるこちゃん」からさくらももこさんを知った方が多いと思います。

 

 

私はその後、コジコジを知り、この漫画が大好きになり今でも時々読み返しています。

 

 

そして、さくらさんが死去されてから、「ぜんぶここに」の曲を知り、さくらさんはコジコジをはじめ、大切なことをメッセージで伝え遺して残してくださったのだな、とつくづく思いました。

 

 

その「大切なもの」は漫画家として作品を残されただけではありません。

 

 

「コジコジ」と「ぜんぶ」を通して書いていくことにします。

 

 

さくらももこさん「コジコジ」の漫画のベースにあるもの

 

コジコジはメルヘンの国に住む小学3年生で、主人公の名前です。

 

 

ちなみに、TVで放送されていた時期もありましたが、アニメは見たことはありません。

 

 

登場人物ですが、

 

 

人間はただ一人ジョニー君がいるだけで、首から上がやかんだったり、半漁鳥がいたり精霊などがいます。

 

 

なぜ人間のジョニー君がメルヘンの国にいるのかは後述します。

 

 

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コジコジ達が住むのはメルヘンの国ですが、友達がいないと悩む子やテストの点数が悪くて親に怒られると落ち込む子がいたり、私達が暮らすこの世界と同じで、どう見てもメルヘンという社会ではありません。

 

 

その中で、コジコジだけ浮いていて天然、物事をストレートに言います。

 

 

コジコジのプロフィールです。

 

性別:不明

年齢:不明

特技:顔マネ、空を飛べる

好物:まんじゅう、他 おかし

性格:つかみどころがなく、別に良い事も悪い事もしない

 

引用:コジコジ1巻

 

 

良い事も悪い事もしない、とありますが、良いことをさらりとやってのけてしまうのです。

 

 

例えば、隣村の月見祭りというお祭りに行く途中、やはりお祭りに行きたいモグラに出会います。

 

 

モグラは土の中をすすむので、コジコジは土堀りを手伝いました。

 

 

お祭りの本番は、満月のお月さまを見ながら、想いを伝えたい人へ心を込めてメッセージを送りましょうというものでした。

 

 

コジコジはモグラへ「元気でね」とメッセージをおくりました。

 

 

隣の席の半漁鳥の次郎くんは月に祈ってメッセージを伝える相手なんていないと言います。

 

 

コジコジがモグラへメッセージを伝えたと言うと、次郎くんから「モグラとは大切な間柄だったんだね」と言われ、コジコジは「通りすがりに会っただけ」だと答えます。

 

 

ドロにまみれて初対面のモグラがお祭りへ行けるように手伝って、メッセージも伝えているなんで、コジコジってすごいな、コジコジのような人が増えれば社会はもっと良くなるのに、と思いました。

 

 

そんなコジコジは両親に会ったことがありません。

 

 

両親に手紙を書こうと思い郵便局へ行きますが、名前も住所もわからないので投函することができませんでした。

 

 

手紙を手に夜道を歩いていると、風が吹いて手から離れてしまい夜空へ飛んでいってしまいました。

 

 

すると、誰かが「コジコジ、コジコジ、コジコジ・・・」と名前を何度も呼んできて、このような声が聞こえてきました。

 

 

手紙ありがとう

おとうさんとおかあさんは

いつもコジコジと一緒にいます

水の中にも

土の中にも

木の中にも

草の中にも

風の中にも

音の中にも

空の中にも

光りと闇の中にも・・・

それはあなたは宇宙の子だから・・・

 

引用:コジコジ1巻

 

 

 

コジコジは「宇宙ってだれだろ?」と思います。

 

 

翌日、学校で隣の席の半漁鳥の次郎くんに、自分も両親へ手紙を出したことを報告しました。

 

 

両親の名前を聞かれたコジコジは、「宇宙」という言葉を忘れてしまい、「う」と「ち」がつくことを思い出すだけでした。

 

 

すると次郎くんは、「うんちっ」と聞き返しますが、コジコジはもうちょっと長い名前だと言い、「うのちよ・・・」と「チュー」かもしれないと言うと、次郎くんは母さんは宇野千代だと言い、チューといえばネズミだけど、母親が人間で父親がネズミなわけはないから、お父さんは荒井注だね、ということになり、この二人の子供だからコジコジはすげー個性的なんだ、というオチになるのでした。

 

 

唯一の人間であるジョニーくんがメルヘンの世界へやってきたいきさつは、ハレハレくんが関係しています。

 

 

ハレハレくんはお天気の神様で友達がいなくて悩んでいました。

 

 

陽気になれば友達ができるかもと思い、笑顔の練習をしていたところを不思議の世界の住人のローズに見られてしまいます。

 

 

不思議の国の住人は気の合う者同士を見分ける力があるので、ハレハレくんと一番合う人を連れてきてあげる。

 

 

どこの世界の人でも連れてくることが出来ると言い、ジョニーくんを連れて来たのでした。

 

 

ですが、ジョニーくんは人間界の子供なので、人間界の記憶を消しておかないとホームシックになって可哀そうだからと記憶を消されてしまうのでした。

 

 

私たちもこの世に生まれるとき、過去の記憶がありません。

 

 

気の合う者同士を見分ける力や引き寄せてくる力って、まるで引き寄せの法則のようです。

 

 

コジコジという漫画はとっても深くてコジコジの行動は思いやりにあふれているのですが、さらりとこなして見返りの気持ちがまったくありません

 

 

加えてギャグもあるという流れの漫画です。

 

 

さくらももこさん作詞「ぜんぶ」

 

 

さくらももこさんは作詞もたくさんされていて有名な作品がたくさんあります。

 

 

「ぜんぶここに」という曲の作詞をされていて、この詞と曲と合唱が素晴らしいのです。

 

 

とても心が癒されますので、是非聞いてみてください。

 

 

歌詞を読むと、当たり前のことしか書いてありませんが、この当たり前のことがとても大切なのではないか、と思えてきます。

 

 

笑うことや喜ぶことは受け入れやすいですが、泣くことや怒ることなどはなかなか受け入れにくいものです。

 

 

ですが、良い事も悪い事もぜんぶひっくるめて自分を肯定して受けとめることが大切だとさくらももこさんが仰っているように感じます。

 

 


ぜんぶ (詞:さくらももこ 曲:相澤直人) harmonia ensemble


 

『ぜんぶ』

 

大切なことは

ぜんぶここにある。

泣くこと 笑うこと

怒ること 喜ぶこと

あたりまえの気持ちは

あたりまえのものとして

そのまま 今ここにある。

もうどこへも行かなくても

なんにもしなくても

どこへ行っても

何をしても

ぜんぶそのままだ。

 

引用元:まるむし帳

 

 

 

最後に

 

 

さくらももこさんといえば、ダントツでちびまるこちゃんをイメージする方が多いと思いますが、他にも素晴らしい作品を遺してくださいました。

 

 

アミ小さな宇宙人の表紙や挿絵をされたこともあり、スピリチュアルの人達の間でも有名ですし、スピ系にも理解が深い印象を持たれている方もいらっしゃると思います。

 

 

私はコジコジを読んだ時、さくらももこさんって思いやりにあふれた方なんだろうな、という印象を受けました。

 

 

愛の塊のような方。

 

 

「ぜんぶここに」を是非聴いてみてください。

 

 

すばらしい作品とメッセージを遺してくださったさくらももこさんのご冥福をお祈りします。

 

 

お仕事、私達が想像もできないくらい大変だったと思います。

 

 

どうぞ安らかにお休みになってください。

 

 

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